神奈川新聞に載りました


みなさまこんにちは
川崎、横浜、東京、首都圏を中心に活動しているマンション管理士の横倉啓子です。
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昨日、川崎市男女共同参画センターで「集合住宅の防災と地域連携」のテーマで講演をさせていただいた時に、神奈川新聞報道部記者の方から取材受けました。
その時の記事です。ご覧ください。

http://www.kanaloco.jp/article/83314/cms_id/123229

2013年、分譲マンションを取り巻く状況(東京カンテイの資料から)
・ 分譲マンションのストック総数は約640万戸
・ 居住人口は約1,400万人
・ 毎年約15~20万戸が新たに供給されています。  
・ 築30年以上のマンションは100万戸
・ マンション化率(マンション戸数/世帯数)「マンション化率」とは世帯数に占める分譲マンション戸数の割合
    川崎市        175,535      667,030    26.32%    3.8世帯に1世帯
(2011年の4年前の川崎市集合共同住宅の資料から)
・ 3階以上(賃貸マンション)民営借家の共同住宅は 27%

川崎の場合、3階以上の賃貸マンションと分譲マンションを合わせると 53%以上。2世帯に1世帯以上が マンションに住んでいることになります。
居住形態も戸建から集合住宅に代わってきている状況になっています。
マンションへの永住意識が(平成20年度マンション総合調査)52.4%になっています。

防災の基本は『自分の命を守り生きる!』です。
戸建、賃貸・分譲マンション何処に住んでいようがみな一緒です。 
災害は、一瞬にして多くの人の命を奪ってしまいます。その中で自分の身を守り、 家族を守り生きることは、 難しいですがとても重要なことです。心の準備もなく突然やってくるのが自然災害です。
集合住宅の防災対策として… どのような集合住宅に住んでいるのか、危険の度合いがどの位か、住んでいる地域は等をまずよく知ることが重要です。 
それによって対策も 準備も変わってきます。

1月17日で阪神淡路大震災から20年… 東日本大震災は3月11日で4年…
この二つの悲劇は大きな衝撃でしたが、集合住宅の災害対策に生かすことができる2つのキーワードが見えてきます。
津波の被害は別として、マンション建物内でほとんど死亡者はいませんでした。一つ目のキーワードはマンションは住宅としての安全性が高く、マンションは生命を守るシェルターとしての役割を果たすことが証明されました。 

2つ目のキーワード は近隣の人たちとの『つながり』です。昨年の11月22日長野北部での地震の時に、民家が倒壊し、家屋の下敷きなった人もいて 真夜中にもかかわらず 住民同士が助け合い協力して、下敷きになった人を救出し、奇跡的に一人の死者も出ませんでした。
長野の人たちは、東日本大震災の教訓として、「日ごろから 地域住民同士の顔見知りと協力」を育んでいったそうです。
つまり近隣の身近な人たちとの「つながり」と「地域との連携」です。これが2つ目のキーワードです。

限られた時間でしたが、
Ⅰ. マンションに暮らすとは・・・
Ⅱ. マンションの防災の課題
Ⅲ. マンションで何が起こるか想定する
Ⅳ. マンションと地域との連携  
Ⅴ. マンションコミュニティ
ⅣとⅤを中心に進めさせていただきました。

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